妖狐に嫁入り ―結―
妖狐(きつね)の里の危機を救い、人間と妖狐、種族を超えて愛を育む露里と蒼真。しかし、彼らに最恐の敵の影が迫っていた。
遥か昔に人と妖孤が交わした盟約により『妖狐の里』に嫁いだ少女・露里。人でありながら妖狐の始祖を祖先に持つ露里は、とてつもない力を秘めていたが、里の人々は彼女を受け入れられずにいた。そんななか、百年に一度の祭りの開催が近づく。露里の力を狙う者が張り巡らした陰謀により、村はしだいに不穏な空気に包まれて――。蒼真のことを慕う次期姫巫女の栞凪。第二の妖狐の里の里長の息子で人間に憧れる斯貴。ライバル達も二人の前に立ちはだかる! 恋あり、アクションありのファンタジーライトノベル、完結編。