保健室の眠り姫 先生の執着愛と甘美なキス
「嫌でも思い出させてやる……」、そう言って、体育教師の指は記憶をなくした教え子のショーツの中へ…。
高校三年生の糸島小唄は、貧血持ちで保健室の常連。今日も眩暈がして保健室で寝ていたけれど、人の気配を感じてうっすら目をあけると、そこには副担任で体育教師の市野が立っていた。倒れた生徒とそれを心配した教師…のはずだったが、目覚めた時、最初に見えたのは市野の真っ赤な舌だった。「キスしようとした?」。市野は「ふたりは付き合っていた」と言うが、小唄にはそんな記憶はない。小唄にふたりの関係を思い出させようと、市野は車の中、体育準備室と、所構わず執拗に迫ってくる。市野の妄想か? それとも本当に小唄は記憶を失ってしまったのか? 『才川夫妻の恋愛事情』の著者が挑む、欲情×溺愛ラブストーリー。