夏の終わりの夕凪に 吐息は熱を孕む【完全版】

夏の終わりの夕凪に 吐息は熱を孕む【完全版】

あきらめようとしても、心が体が求めてしまう。私は、彼に愛される資格がないのに――。

「感じているのに、別れようって言うんだな」。トップクラスの為替ディーラーという地位を捨て、田舎町で独り暮らしをしている34歳のあかり。ある夏の日、彼女は自宅の前で、具合が悪くなった男・飴屋(あめや)っを介抱する。染色作家で作業場兼住居を探していた彼は、あかりの隣に引っ越してくる。少しずつ距離を縮め、遂に結ばれたふたりだったが、過去の恋に縛られていたあかりは、飴屋を慕いながらも別れを選択する。過去の恋に縛られていた女性が6歳下の染色作家と出会い、心を解放していく姿を切なく、そして甘く描いた大人のラブストーリー。上巻+下巻に加え、かき下ろし短編を加えた合本版。

作品情報

  • レーベル
    らぶドロップス
  • 著者
  • イラスト
  • 配信日
    2020.11.19
  • 価格
    900円(税抜)
  • ジャンル
    恋愛小説

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