灰色にぬれる

灰色にぬれる

汚れたものが“私”をうずかせる…。R-18文学賞大賞・読者賞を受賞した著者による書き下ろし短篇!

汚れたものが“私”をうずかせる…。初の単行本『花宵道中』で、花魁の切ないほどのエロスと死を描ききった著者が、本作では現代を舞台に女の抗いがたい官能を描き出す。――優しい恋人との結婚を待ちわびる30歳間近の“私”。真面目な両親に何不自由なく育てられた私の心に、最近つきまとって離れないのは、ドヤ街のどぶ川、日雇い労働者の群れ。ある日恋人の家を訪ねるつもりが、道に迷いドヤ街をさまようことに。私の身体が濡れはじめる…。私の過去が甦る…。

作品情報

ご購入は電子書店へ!

  • BookLive!
  • コミックシーモア
  • honto
  • ebookjapan
  • Renta!