プレイボーイお断り!
俺の欠点? しいて言えばモテるところかな? そんないけ好かない男に惹かれるはずはなかったのに…。
イベント企画・運営会社で働く愛莉は、このところ残業続きで、社内の親睦会にも出かけられず腐っていた。気分転換のため屋上に行き、フェンスに掴まっていつものように大声を出そうかと思っていたとき、「早まるな!」と叫び声がして強い力で身体を引っ張られた。それが“プレイボーイ”として社内で名高い悠輝だった。彼は女性とは束縛し合わない軽い関係を望んでいるためか、三ヵ月以上交際が続いたことがないという。そんな彼に口説かれることになった愛莉は…。第6回らぶドロップス恋愛小説コンテスト【長編部門】優秀賞受賞作。