貴公子が愛した身代わり乙女 想いは恋文に秘めて

貴公子が愛した身代わり乙女 想いは恋文に秘めて

あの文の書き手はそなただ。思い描いていた通りの女人。会ってみたかった。美しく教養ある文の書き手に…。

貴族の姫・馨子に仕える白露は、和歌が苦手な姫から、恋文の代筆を頼まれる。優れた和歌を美しい文字でしたためた白露の文のおかげで、馨子と相手の公達・時雅の間で文のやり取りが始まった。ところが白露は、文が返ってくる度、目にする時雅の歌に、次第に惹かれていく。主の恋人に想いを寄せるなど、あってはならないことと、自分を戒める白露。間もなく、時雅から馨子に婚姻の申し入れがあり、彼は馨子の邸を訪れる。ふたりが語らう部屋の隣に控えていた白露だったが、突然、時雅が現れ、文を書いたのは白露だと言い当てられてしまう。想いを心の奥に隠し、主人に仕える白露を、思いがけない運命が待っていて…。

作品情報

  • レーベル
    ルキア
  • 著者
  • イラスト
  • 配信日
    2017.08.24
  • 価格
    400円(税抜)
  • ジャンル
    恋愛小説

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